アーティストへの道。あと英語の勉強。The Avant-Garde Communication,Education,AND,,,,

2017-08
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KAMIGAMI SICK、異色の正統派




久しぶりに長文。
先週の土曜日にスクパ俳優コースに聴講しに行きました。

前半①「映画の裏方様方」
井筒組双璧の一人で俳優コース進行の吉田康弘監督が、
映画に携わる人(プロデューサーやカメラマンやスタッフ)たちの種類や役割を事こまかに説明しました。
エグゼクティブとは?ADとは?など。役者はこの人がどこで関わっているのか知らんのより、携わってくれている人たちの仕事を知れと。黒板に書いて説明しました。「フィルムは1分1万や」演技の重要性を思い知らされる。
前半②「実技演技」
運動後に死体を発見して驚くカット、一瞬の演技、印象的な演技
原っぱでスポーティな事をしているが、川岸に死体を発見して恐怖する演技
使われる尺は非常に短いが印象的なシーンである。一瞬であり瞬発力が求められる。
顔芸、声、うそ臭いものはすぐにわかってしまう。カメラにドアップで写り、緊張により、演技が硬くなる。
生徒は皆、納得の演技がなかなかできなかった。死体を見つけること、、そうそうないことだが、どう演技すればいいだろうか。鳥肌などコントロールできるだろうか。でもできる人は出来るのだろう。血の気が引いて冷めた顔、または驚愕する顔、叫び。どうするば印象的になるだろうか。そんなことを問わせた時間でした。

-休憩時間-

後半「社会派・阪本順治監督登場」
「どついたるねん」「闇の子供たち」の阪本順治監督が登場した。独特な空気の作り主だった。
「まずリラックスしよ」と。あぐらが掛ける人はその姿勢になり、おへその下の丹田に指を押さえた。そして目を閉じて30秒くらいみんなで瞑想した。ふうっと終わり、監督は「リラックスするらしいよ」。それだけであったが、生徒たちと会う前にいろいろと考えたフシなのであろう。顔や癖など観察するつもりだったのかな。
メイン講義始まる。予め予習として生徒たちに脚本は用意されなかった。一体何をするのだろうか。
主役と脇役の話を始めた。「主役の役割ってなんだと思う?」その映画を飾ることだろうか?
「脇役の役割ってなんだと思う?」主役を引き立たせることだろうか?監督の哲学はこうだった。
「主役は脇役からもらったことを受けて返す、脇役は仕掛ける」
俳優の中井貴一氏と佐藤浩一氏を例に例えた。苦言も言った(笑)
「前へ前へ出ようとする主役。主役を食ってやろうという脇役は避けますね…誰とは言いませんが」
続いて演技指導である。
普段、顔や体を使って演技するわけだが、それを封じたらどうなるか。
黒板に書いたのは「……一緒になってくれないか」
江戸時代版と現代版がある。「……いっしょになってくんねえか」舞台は江戸で、男は盲目でヤクザ。女中と恋仲にある。男が座敷に入って女中の隣に座り、考えた後、言う台詞だ。「……いっしょになってください」舞台は現代、女が盲目で両親が死別。両親はヤクザに殺された。恋仲にある男は中年のヤクザ。車に乗り込み、意を決して女が告白するというもの。同業者に殺されたにも関わらず、そんなことが言えるだろうか。言えると言うことは一体どういう心境だろうか。皆、持てる力を出したが監督が納得するところまでいかなかったのだろうか。演技をした人に「……の時、どういうことを考えたか書いてみてください。」黒板に書く人。しかし監督の思うことと違ったようだ。(江戸版で)「ヤクザですよ?そして盲目です。そういうことは玄関を入ってくる前に済ましてください」盲目のヤクザが告白…盲目の私が幸せにすることができるだろうか?ヤクザという職で逆に不幸せにするのではないか?生徒の一人が答えの的を得てきた。監督が言いたいことはそういうことだった…。
演技は別のシーンに移る。
…の演技。台詞にある「…」。一見、間を置く台詞かと思われるのだが、阪本監督の哲学はこうだ。
「その間に台詞では言えないことを考える」それが監督のやり方だった。「だから台詞が長いんですよね、私の映画」
生徒に紙を渡して書かせる。役にさらに入り込む為だ。監督は徹底的だった。
(中略)
最後の話。
生徒にお面をかぶらせる。「面白い話か、涙無ししては聞けない話をしてもらう」「そうすると、表情は見えないのに面白く見えたり、悲しく見えるんですよね」生徒がお面をつけて話をする。(笑えるかは最悪別として、)確かに、不思議な光景だ。お面なのに感情を帯びたように錯覚する。以上で講義は終わる。
質問コーナー。闇の子供たちのラストの裏話や監督のスタイル。嘔吐シーンのあれこれ。スタイルを変える監督の心情など。

監督はかなりのひねくれ者だ!!。驚きと勉強になった日であった。



スクパサイトのレポート
本日は映画「どついたるねん」「闇の子供たち」の阪本順治監督をお迎えしました。
監督がクルーに用意してきた台本はたったの一行。
「一緒になってくれないか」
現在公開中の最新映画「座頭市THE LAST」で
盲目のヤクザを演じる香取慎吾さんが愛する女性に対して
言い放つ台詞です。
「この台詞が実際に口から出てくるまでの間、
あなたは心の中で何を言ってるの?まずは紙に書いてみ!」
監督はクルーが紙に書いた台詞を必ず心の中で言うように
指導をされていました。
驚いたのは周りで観ていた私達。
演技が変わりましたね。
さっきまでいろいろと動いて芝居をしていたクルーが何もしなくなってしまった。
正確に言うと何もできないんですね。
阪本監督から教わったこと、
レポートではほんの一部しかお伝えできませんが
クルーにとってはとても大きな1日だったのではないかと思います。
(三谷)



僕は演技の仕事(本名ではないです)を少しだけしているが、まだまだぺーぺーなエキストラですが、
目指すべき俳優は松田優作と北野武だなと感じた。
どうして手をあげなかったのだろう。発見シーンは台本がいらなかったのに。
盲目シーンは一つしか台詞がなかったのに。どうしてチャレンジしなかったのだろう。
どうしてそんなシンプルな題を与えてくれたのに、誰でもできるかもしれない台詞を、
そういうことを考えていた監督の姿勢に応えることができなかったのだろう。
まだまだ青いです。

写真はそれ以染にのギタボのタキャシーくんです。
ヒルズの屋上。六本木クロッシングに一緒に行きました。エイズとジェンダーについての最後の映画が壮絶によかったです。。。。!!
http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2010/index.html
5時間くらい美術館にいた、かなり量がありました。消化するのが大変です。
みんなも行って下さい!4日までです!

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